大きくなったらなんになる?
「大きくなったら、かわいいお嫁さんになってほしい」
そんなようなことを幼稚園の卒園文集に、母に書かれた者です。
なんとなく当時は「もっとこうなんか他に書くことあるんじゃないか」と
幼心に思ったわけです。
「小学校に行ったら勉強頑張ってね」とか「お友達をたくさん作ろう」とか
他の親御さんは、直近の目標をあげていらっしゃる。
その中で、成長過程をすっ飛ばしての「お嫁さん」ですからね。
それが些細な親の願いだったのか、深遠なる考えのもとで願わざる得ないこと
だったのかはわかりませんが、現在申し訳ない状態であることは頭を下げる
所存ではあります。
40半ば、独身、かわいくはない。
嫁に行ける気はしない。
起立っ「申し訳ありませんでした〜」
でもね、中学生くらいからの私の「将来の夢」は
「縁側でお茶をすすりながら、野良猫と戯れる」なので
果たしてそこに至る過程で、嫁に行くというイベントは必要なのかと。